アクアライン非常用地下トンネル潜り込み大作戦

アクアラインに非常用トンネルがあるのは知っていたが、一体どのようになっているのか? 
私も見たいし皆さんにも見てもらいたい。そうすれば走るときも地下管理のことを考えて安全運転につながるだろうし、何より日本の土木工学のレベルの高さを知ることは楽しいことだ。そう考えていると持ち前の好奇心はもう止まらない
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       風の塔の下で。丁度小降りになったので当日参加してくださったボランティア方々との記念撮影

そこで早速見学を申し込んでみると・・・「海ほたる」 を訪れる人は年間700万人。これはディズニーランド、成田空港に次ぐ千葉県第3位の集客率。取材申込みだけでも年間120件、見学者3000人、私のように地下の非常用道路見学希望者が後を絶たないがとても案内者の手が足りず、現在見学は原則全てお断りしている・・・と言うのが現況だそうだ。そこで設立を見たばかりのNPO高速道路友の会の我々がガイドのボランティア活動をすればもっと多くの方々に見学していただけるのではないだろうか・・・。

そのためには先ず我々が探検=体験して見なくてはと、NPOの津田剛理事がボランティアになっていただけそうな方々にお声掛けしたところ、有難いことに直ぐ20名ほど集まり、早速「アクアライン分科会」(取りまとめ役:高橋道生幹事長)を結成してくださった。皆元アクアラインの設計や工事に携わった専門家集団。これ以上の適任メンバーはいない。

4月28日、小雨模様に中、「うみめがね」 に集合。え?「海ほたる」ではなくて「うみめがね」なの?とおっしゃる方よ、木更津方面「海ほたる」1Fの大型車専用Pの先にある「うみめがね」、これは世界最高の技術を結集したアクアラインの成立ちを素人にも分かりやすく、模型やVTR、パネルで展示してある技術紹介所、つまりアクアラインの肝ですぞ。ここを訪れずしてアクアラインを語ること無かれ!です。

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    うみめがねエントランスはこちら

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    アクアライントンネル掘りの為に開発された世界最大級の掘削機
    シールドマシンの模型

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    地下工事風景はVTRで常時流れている。ド素人にも如何に
    大工事だったかが分かる

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    巨大スクリーンの前で寺尾文利副所長さんの話を聞く。
    彼の胸が光っている理由は読むほどに。
    私以外は皆内容については大ベテランなのだが、飽きさせない説明
    方法を取得?しているところ。
    (以上4点の写真はうみめがね内)


さていよいよアクアライン非常用地下トンネルに入りま~す

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NEXCO東日本の所長さん・副所長さんのご案内で出発。先ずはアクアライン地下道への入口がとてつもなく大きいのに

*アクアラインのトンネルは大きな円形の下部約3分の1のところに一般道路が敷かれており、その下がいわゆる非常用ゾーンとなっている。
*一般道と同じに(つまり非常用トンネルも2本あるということ)トンネルは万一事故の場合は消防車も含めて全て一方通行で、風の塔でUターン出来る構造になっている。「海ほたる」の中のインフォーメーションにも簡単な解説VTRがあるが、先ほど立寄った 「うみめがね」
の知識がここで生きてくるという訳。

ガイドしてくださったのはNEXCO東日本東京湾アクアライン管理事務所・副所長の寺尾文利氏。時々ユーモアを交えながらバック歩で私たちに説明してくれるのにはさすが年季が入っていると驚かされる 作業衣に入っている光るラインは、暗闇でも彼の在り処をしっかり確認できる為だったのだ

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最初の大きな扉。この扉の存在理由は? 外圧のコントロール、防音、防火などなど。

ドアーの中は? 
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さ~て扉の中は真っ暗なトンネルが!川崎まで続いている。当たり前なのですがこんなところで独りぼっちになったら
照明もモチロンあるが、節約のため4分の1のみ点灯しているそうだが、いざという時は全灯点灯するとのことでやっと

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風の塔までは16のブロックに分かれており、それぞれにナンバーが振ってあり、このNO.1のところまで一般見学者を案内することが出来るシステムになっています。

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    アクアライン非常口からの脱出シューターはこうして地下に繋がっているんです

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    地下トンネルの非常用電話

各NO.のところでは万一路線上で事故が起きた際、道路上の非常口からシューターを使ってこの地下非常トンネルに素早く逃げることが出来る。また地下にも受話器を取れば緊急センターにつながる電話も用意されている。トンネル内で事故にあったら素早く路上の非常電話の受話器を取るか、危険が迫っていたら身近の非常口の滑り台から地下に潜ることだ。また非常口滑り台のあるところには必ず非常用トンネルから消防士などが地上に登るスロープも付いてます。

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    消防隊用が地下から上るためのスロープをトライしているボランティア。
    モチロン私だってへっぴり腰で上りましたとも。


さて通常ならばここまでの見学予定だったが、我々の人数も少なかったので、(そして多分、今後の我々の努力への期待も込めて・・か)小型バンを用意してくださり、風の塔まで案内していただいた。


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        広いテラスに風の塔はその巨体を誇っていた 大きい塔の高さ90M

大小のペアーになっている塔は、写真左塔の内側に縦に出張っているところからトンネル内の排気ガスを排出し、その風は右の翼とによって起こるビル風で海上に拡散されるという仕組み。また大きい方の翼には新鮮な空気を取り込むための巨大な吸入口が取り付けられています。

帰路NO.1まではバンで。それ以後は一般見学者と同じく階段を登り、100名近く入場できる会議室に入り、ここでトンネルが出来るまでの模型を見たり、多人数で一度に見学できない時のため、待つ時間を利用しての映像も用意されていて至れり尽くせり。

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       「風の塔」には海からの救助のためにつくられた船着場もある

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       登り階段途中にある海水面の高さサイン

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       会議室全体

ここで解散になるわけだが、モチロン通常は 「海ほたる」 からの景色の解説も行われます。

見学後、私たちがボランティアとしてどのようなことが出来るか話し合いまし。いくら専門家集団であっても慣れるまでは定例見学会開催日のお手伝い、「うみめがね」 の解説者(目下常駐不在) などとしてローテーションを組むことは可能。
私もこんな完璧な非常用トンネルがありますよ、ということをみんなに知らせたい。20歳も若かったら私も勉強してボランティアになりたかったよ~(モチロン今回も参加者の中で私が最高齢者であったのはいうまでも無い)。

惜しむらくはこのトンネルを造る時、見学させる という考えが全く出来ていなかったことが残念だ。知的探検心、冒険心、土木工学的な知識欲などなどを満足させてくれるに十分な場所だ。私なら入場料を払ってでも見たい処だ。

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  会議室で寺尾副所長から説明を聞く(胸が光っているの特殊反射入りのラインと説明された)

このトンネルの工事料は1兆4千億円。子供手当てが5兆円の現在、その経済効果を考えたら、どちらが社会に貢献しているのか判断は容易だ。
皆さん~、もっとアクアラインを知りましょう、そして楽しんで下さい。それは先ず理解することから始まります。

近く?「海ほたる」 でボランティアの腕章をしている方に出会ったら、なんでも質問してください。トンネルを掘るということがどんなに大変なことか。今回も 「地盤の悪いところではトンネルが浮いてしまうので錘をつける。どろどろの土の場合は先ず凍らせてそれから掘る・・・」などという話を私はボランティアしてくださる方からお聞きして眼から鱗。そんな技術的なお話も気軽にしてもらえますよ。

皆さんに早く地下トンネルを見せてあげた~い・・・私です。
最後に我々のために特別ご配慮下さった田中薫所長・気を配って説明をしてくださった寺尾文利副所長、その他お世話になった方々に 御礼はしっかりしたボランティァ活動でお返しいたします。
*文中グリーン文字は見学開始後も見学中の事故発生に備えて車道を空けておかなければなりませんので公開出来ないところです。 ご了承下さいね

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この記事へのコメント

ちびまま
2010年07月29日 09:51
へぇ~驚きました
日本の技術ってすごいですね
kaoruko
2010年08月04日 08:26
ちびままさま、 その通りなんです。目下「NPO高速道路友の会」でせめて「海めがね」だけでも常駐体制が取れないか研究しておりますが、なにしろあの場所ですので、交通費も往復4,000円自弁で、ボランティアの皆様のご好意に只タダ甘えてお願いしているいる現状です。今後ともお見守りください。
ダークネス
2014年07月13日 12:51
へぇーかなり興味深いですご苦労様でした!!

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